お彼岸に思う事

3月のお彼岸です。

霊園には多くのお墓参りの方が来られますね。

春のお彼岸は春分の日を中日とした前後3日間の事を指します。

”春の訪れと共に自然を敬うこと ご先祖を供養し精進すること”

これが春のお彼岸に行うべき事と言えます。

「彼岸」の語源は仏教用語で「悟りの境地」の意味を持ちます。

煩悩に満ちた世界から「彼岸」へ至る修行を実践する期間とされ

その指針とされるのが「六波羅蜜」(ろくはらみつ)です。

布施(ふせ):見返りを求めず、他人のために惜しみなく善行を施すこと
持戒(じかい):戒律を守り、身を慎み、他人に迷惑をかけないこと
忍辱(にんにく):身に起こる災いを受け容れ、耐えしのぶこと
精進(しょうじん):誠心誠意努力を続けること
禅定(ぜんじょう):常に静かな心を持ち、動揺しないこと
智慧(ちえ):怒りや愚痴、貪りに捉われず、物事の真理を正しく見極めること

現代を生きる人々には少し頭が固いと言われるかもしれませんが

この信念をもって生きる事は、逆に新鮮さすら感じませんか?

どんな場面でも客観的に「六波羅蜜を実践できているか?」

そう自分に問いかけて生きたいと思う、2022年の春彼岸です。

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