お墓石の周囲が汚れてしまい修理したい、とのご依頼を施工対応させて頂きました。
このタイプの舞台仕上げは「玄昌石」という薄い黒石を敷き詰め、参道に御影石を配置するタイプです。
「玄昌石」は薄く剥がれる特性があるため古くから屋根や床材として使用されてきました。
お墓石にも多用され昭和後期あたりまで多く見られる施工ですが、30年ほど経つと剥がれてきます。
また、参道の御影石は現在でも使用されていますが、当時の仕上げは水垢が付着し易く、汚れが目立っています。
外柵は経年の劣化で目地が剥がれてしまい、今にも倒れそうです。
お香焚きは高さが低く線香が立ちません。
※作法としては寝かせる形が正解なのですが、地域の風習では立てる事が多いのです。
煤汚れも目立ってきたのでお香焚きも新しくしました。
完成です!古い玄昌石や参道を外し、新しい御影石の石張りに張り替えました。
正面の参道はバーナー加工にしてあり、当時の加工よりは水垢がつきにくいです。
それ以外は御影石を磨いてあり、汚れが取りやすいです!
ちなみにお墓の彫刻部分の黒色は、サービスで入れ直しました。
印象がグッと変わりますよね。
外れかかっていた外柵も組みなおして、施工当時より頑丈に復旧しました。
同じ石は高価だったので少しリーズナブルな石でお香焚きを用意しました。
それでもあまり違和感はありませんよね。
扉付きのお香焚きは大変お参りしやすく、お勧めです!
今回はお墓石本体を解体することなくリフォームを行いました。
お客様のご負担も少なくすむ方法ですし
以前の施工や仕上げから各段にイメージアップするので是非ご検討頂ければと思います!