「能登のお墓を解体して、現在お住まいの近くで新しく建立したい」
とのご依頼があり、すぐに現地へ伺いました。
こうして時折赴く能登路は良いものですが、
手を合わせる度にとなると、往復300㎞の距離は大変ですね。
大正時代に建てられたお墓石は
厳かな佇まいで能登の山林に鎮座していました。
現地への進入経路や運搬方法をも模索し、適切なお見積りを作成します。
能登のお墓は散骨の風習が多いので
解体する際に内部の土を回収し、新しいお墓石の下へ埋め戻します。
故郷から離れた地へ先祖を移して祟られないだろうか?
と相談される事もありますが
現当主の方が「先祖供養のために」行うことを、誰が祟ることでしょう。
お墓石を解体する際にはご寺院様にお経をあげて頂きます。
自信をもって新しいお墓の建立に進まれる事を、アドバイスしたいですね。